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7月, 2017の投稿を表示しています

権限移譲

今私は若いスタッフ(中国オフィスから日本に転籍した物好きだが優秀な女性)に仕事を振っている。というより、私が担当予定だった業務を彼女が代わりに担当しているだけで、私が担当に割り当てたわけではもちろんない。 事の発端は私の担当業務が同時期にいくつも重なっていたことと、彼女の担当業務が極度に少なくなったことであった。確かにこのような状況であれば、私と言うボトルネックを彼女が解消してくれることになり、単純に言えば、組織としてはこなす業務量が倍近くになる。 実は権限移譲もこの論理そのもので、上級職の人間が部下に仕事を振ることで、より多くの業務を組織としてこなすことを目指すことになる。もちろんそこには部下の成長を期待する面もあり、仕事の振り方に気をつける必要はある。 この話の前提は「上級職はカバーする仕事が多い」という点である。それは組織運営もあれば、自部署の担当業務レベルもかもしれないが、いずれにせよ「止むにやまれず仕事を振る」のが理想的。 ならば「権限移譲が進まない」組織とは何なのか?上級職の仕事が実は大して多くないのか、あるいは部下を信頼できないのか。どちらにせよ企業としては問題。そんな上級職に高い給料を払う意義を問うべきところ。 「権限移譲しろと言われたからやる」のでは、結局上級職にまつわる問題は解決されず、企業としては困った話だろう。

Beurocracy

Bureaucracy とは「官僚的な」という意味です。 一般には「内容を考えず形だけの処理・作業を行う」ことを表すことが多いようです。 外人は仕事のスピードが下がると言ってこの状況を嫌いますが、外人が「Beaurocracyをなくすぞ」ということは、日本以外でも問題になっているということで、実に興味深い。 もっともこれはBeaurocracyの外にいる人がいて初めてもたらされる視点でして、もしほぼ全員がBeaurocracy信奉者の国・地域だと問題にならないんでしょうね。