スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

2017の投稿を表示しています

Miss you, Dr. H

生物統計の仕事について21年。 数学科出身だった私は訳も分からぬままその仕事を始めた。 当時の勤め先は小さい会社で、仕事周りの指導はできても統計の深い話まではなかなか難しい環境だった。そこで私はある気鋭の若手生物統計専門家に指導を受ける機会を得た。 理論も含め基本を忠実に、データの扱いはよく考えて…。まさに手取り足取り。そうして仕事に溶け込むことができた。 その後その先生の下で学位取得を試みるも失敗。何たる不出来な教え子。でもそこで出会った今の妻との結婚式に出席いただいたのも、今となっては良い思い出。 ずっと私の北極星でした。決して届くことのない、でも目指すべき目標。 きっと周りのために働き過ぎたのでしょう。ゆっくりお休み下さい。 合掌。

私の不安(20DEC2017)

あるプロジェクトのTODOリストはプレーヤーが私ばかり。 しかも「問合せ」とか「カウンターパートとの交渉」とか、極端に「どうでもよい」ことか「どうにもならない」ことのどちらか。まあそれはプロジェクトチームも知ってはいるはずですが。 お願いされる内が花、ということなんでしょうけど、「それって本当に必要な仕事?」と聞き返したくなる。でも「やらない理由を見つけるよりまずやれ」みたいななんちゃってポジティブ思考が支配的なので、「ムダはやめようぜ」という話はやりにくい。 まあとりあえず少しでも何か動かしますか。

ヒントはどこにでもあります

今の自分のやりかたを変えようとすると、手っ取り早くかつ効果的なのは「他人のやり方を取り入れる」ことでしょう。 私はできるだけ若い人(自分の子供レベルまで含め)の言葉とか行動にもヒントを見出したいと考えています。 もちろん「真似すべきでない」サンプルがあるのも事実。 その真贋を見抜く目が欲しい。

研究作業まとめ

#参考文献 [まとめ資料][Google Spreadsheet] [Google Spreadsheet]: https://docs.google.com/spreadsheets/d/1UavTVGlAeaY8rREvWUTtDm_S5bnOoS41tmB74g7wbrI/edit?usp=sharing ROCへの手法を応用したもの,群間の共変量の分布の差を使ってモデル化するもの等色々アプローチアリ # いい Rパッケージも上記資料に記録。

DeepMindと将棋

ついに着手したんですね。 日本ではコンピュータ将棋の発展がここ数年で目覚ましかったのですが、そこに資金力で他を圧倒する黒船がやってきた。 AlphaGoはその後データセンターの電力管理にそのアルゴリズムを応用したとかしないとか。将棋は何の目的でターゲットにしたんでしょう?

称賛する文化:その2

「他人の実績を称賛する」こと自体は否定しません。というか肯定もしませんが、すごいと思えば「いいね」というし、そうでなければ何も言わない。 でもなぜ「みんなで集まって」称賛しなければいけないのかが分からないのです。

称賛する文化

Disる文化よりはまだまし,という感じですが,まあ「勝手にやってくれ」と。 称賛するかどうかは価値観の問題でもあり,それを「文化」と称して上から被せるのはある意味多様性の否定にもなりかねない。小さい子供が色々できるようになっていくのを称賛?するのはその成長に感じる所があるからで,それは文化とは言わないでしょう。 こういうことを言うと「称賛する文化を持つ多様性のある集団」とかいう,もはや新手の宗教めいたキャッチコピーを持ち出すのでしょうね。

コントロールできないものには関心を持たない

究極のメンタル管理ですね。 何にでも目を配る、手をかけるというのは瞬間的に周りにはウケが良くても、長い目で見れば「二兎追うものは…」のたとえのように得るものが少ない。 勤め先のある話し合いで「なぜ意見などが聞かれないのか?」と上司に聞かれましたが、私はそれが「コントロールできないものには関心を持たない」人々の自己防衛本能ではないかと思います。 今は悩ましいことが多すぎる。会社だけが人生じゃないんですよ。

第65期王座戦第2局メモ

[中継サイトリンク][ http://live.shogi.or.jp/ouza/ ] 概略 相掛かりを選択。 89手目、4九飛と引いて4四桂を狙ったが、ここは4九香と二段ロケットをセットし、4三歩と打たれたらそこで4七飛と桂取りを受ける方がよかったか。ただし4三歩で4三香と打たれたら同飛以下清算して4四歩と絡んで攻めは続きそう。 90手目、3七角成では4三香で4四桂を防ぎつつ4筋を厚くするところだった。 95手目、2四歩から後手玉の守りをくずしに行ったのがうまかった。 99手目、7三銀と打ち込んで遠巻きに攻めに行ったのがうまかった。感想戦では2一銀・ 4三香・3九飛の変化が有力ということだったが、そこで2六馬と自陣に利かせながら馬を逃げる手がありそう。 107手目、4四飛では4八金と辛抱する方がよかった。 112手目、6二歩では5二桂と飛車取りに桂を打って受ける方がよかった。 115手目、4九飛では2二金以下清算して3四飛と後手玉に絡んでいく方がよかった。 119手目、7三桂成では7四竜と歩を払う方がよかった。 感想 実際には先手が4五歩と位を取ったあたりから後手ペースの時間が長く、先手の構想自体に問題があったかも。 ​

知らないことを知るのが一番

ですよね、何をやっていても一番盛り上がるのは。 そうでなければ仕事も何も面白くない。でも「面白いか?」と上司に聞かれればそう答えにくいので、 「別に~(エリカ様風に)。淡々とやるだけです」 となる。 あたりまえ です。 ​

第65期王座戦メモ

https://goo.gl/5uV70 先手中村六段の角換わり模様に羽生王座は角換わりを拒否して雁木で対抗。 先手が棒銀で2・3筋を攻める方針を見て、後手は5筋から大きく角を捌き、以下6~8筋の攻めでペースを握った。 78手目、5八銀の直接手が案外大したことがなく、7五歩~8七歩成で飛車成を狙った方がよかったようだ。 86手目、8六飛の王手もうまくなかったようで、7四歩と次に7五銀と押さえる手を狙うところだったようだ。ここで先手がペースを握り返した。 91手目、8七歩と金を取ったものの、ここは6三銀と打ち込んでおくところだった。ここから混戦模様に。 112手目、8五桂が7三竜を可能にした好手だったようだ。 113手目、5四玉の早逃げでは5二銀と王手で銀を打ち、自玉周辺を厚くする方がよかったようだ。 114手目、4三銀が寄せの好手で、銀1枚損するものの、先手玉の守りを薄くしている。これで後手がペースを再度握った。 120手目、3二金では3三金とし、以下5四玉・5三銀・4五玉に7六竜と銀を補充しておけばよかった。これで再び混戦に。 125手目、5二銀打では7四金から竜を押さえ込むところだったようだ。これで後手が再びペースを握った。 160手目、6六成桂では2四金と埋め、玉頭を厚くしつつ3五金打の詰めろをかけるところだった。 183手目、2二金では1五銀から寄せに行く方がよかった。 185手目、1六銀が 1五銀打以下の詰めろとなる好手だった。 なお、投了図では2三桂として 以下2五銀・同銀・1六銀・2四銀以下の千日手に持ち込む手があった。 (最後まで)後手がペースを握る時間が長かったものの、先手の中段玉がしぶとく、後手に決め手を与えない指し手が見事だった。

私こんな仕事に時間かけてるんです、と言われても

…仕事は時間じゃないですから。 いくら時間をかけても(内容の修正が多くは要らないという意味で)質が悪ければ、それは「無駄な時間」=「仕事をしていない」ことになる。 さっさと「仕事を終わらせ」て家に帰りましょう。

転職理由

私のような歳でもそんな話来るんですね。でもサラリーとかキャリアとか通り一遍のうたい文句では響かないなぁ。 これは前回のときもそうですが、転職を考える1つのポイントは「仕事の幅が広くなりそうかどうか」というものです。 要は私の飽きっぽさが原因なのかもしれませんが、やはり新しいことに臨むのは楽しいもので、またそれがないとモチベーションも続かないのです。 もっと言えば、もし「新しいことに挑まない状況にずっと安んじているとどうなるか…?」と想像すると怖いという考えが最近強くなってきましたので。

権限移譲

今私は若いスタッフ(中国オフィスから日本に転籍した物好きだが優秀な女性)に仕事を振っている。というより、私が担当予定だった業務を彼女が代わりに担当しているだけで、私が担当に割り当てたわけではもちろんない。 事の発端は私の担当業務が同時期にいくつも重なっていたことと、彼女の担当業務が極度に少なくなったことであった。確かにこのような状況であれば、私と言うボトルネックを彼女が解消してくれることになり、単純に言えば、組織としてはこなす業務量が倍近くになる。 実は権限移譲もこの論理そのもので、上級職の人間が部下に仕事を振ることで、より多くの業務を組織としてこなすことを目指すことになる。もちろんそこには部下の成長を期待する面もあり、仕事の振り方に気をつける必要はある。 この話の前提は「上級職はカバーする仕事が多い」という点である。それは組織運営もあれば、自部署の担当業務レベルもかもしれないが、いずれにせよ「止むにやまれず仕事を振る」のが理想的。 ならば「権限移譲が進まない」組織とは何なのか?上級職の仕事が実は大して多くないのか、あるいは部下を信頼できないのか。どちらにせよ企業としては問題。そんな上級職に高い給料を払う意義を問うべきところ。 「権限移譲しろと言われたからやる」のでは、結局上級職にまつわる問題は解決されず、企業としては困った話だろう。

Beurocracy

Bureaucracy とは「官僚的な」という意味です。 一般には「内容を考えず形だけの処理・作業を行う」ことを表すことが多いようです。 外人は仕事のスピードが下がると言ってこの状況を嫌いますが、外人が「Beaurocracyをなくすぞ」ということは、日本以外でも問題になっているということで、実に興味深い。 もっともこれはBeaurocracyの外にいる人がいて初めてもたらされる視点でして、もしほぼ全員がBeaurocracy信奉者の国・地域だと問題にならないんでしょうね。

34歳

34歳のとき、2005~2006年に私は何をしていたでしょうか? 前の勤め先で色々とうまく行かないことが重なり、鬱屈した時を過ごしていたような。一方で今の妻と結婚一歩手前という時期でもあり。 「一番楽しい時でした」とは言いませんが、でも明日を信じて何とかしようと強く考えていた時期かもしれません。今よりは若いし。

人材育成

何を以って「人材」が「育成される」とみなすのか、実は難しい。 おそらく最善のアプローチは「温かく見守る」、そして本人の工夫や気付きを期待することだと思いますが、最近は「キーパーソンを巻き込む」ことがスキルとして認知されているようなので、工夫するより何かあれば「人に振る」、結果工夫するより成果も早く出るし評価も上がるという現象が増えている。

アンケート

アンケート調査が正しく機能する(調査対象の実態を正しく示す)には  回答が正直 サンプルサイズが十分大きい 調査対象選択にバイアスがない といったことが必要になりますが、1番目は「忖度」文化のある地域だと達成は難しいですね。

風邪をひいたら熱を下げる

一般にかぜをひいたときに解熱するのはよくないとされています。 それは「発熱自体かぜが治癒するプロセスで、解熱はそれを止めてしまう行為」だから。 かぜをひいたら「体を暖かくして寝る」。ウイルスを体外に排出するにはこれが一番。 結果系の帳尻を合わせて原因を改善しないと、結局原因は残ったままなので、同じトラブルが起きる。そのことを端的に表しています。 でも大体帳尻合わせで終わっちゃうんだよね。

安物買い

安い買い物で満足できるケースは、1回きりの使い捨てみたいな「明らかに足りないものを補充する、超短期的」な買い物だけ、というのが私の経験上の結論です。

テレワーク2

フリーアドレス(好きなデスクで従業可能)についても「やりにくい、昔の固定席がよい」という人が出てたので、テレワークについても「できるだけ出社しろ」とケチつける輩がいても不思議じゃないか。 テレワークしている人がそうでない人に「テレワークいいですよ」という逆のパターンはないけど。

後進の指導に興味を持つ

興味がないとは言いませんが、興味というよりそうしなければならない必然があったまでの話なのですが。そもそも「指導」するというより必要なインプットや環境を整えて仕事しやすくするだけのつもりでして。 というか、外資系企業で後進を指導するタスクを負うのは部課長のみ(そうしないと組織が成立しない)なのです。

「メールベースで仕事進めてます。」

20年前なら「おおすごい、ITフル活用やね」と言われていたかもしれないけど、今は生産性低下の諸悪の根源と言われても仕方のない仕事に進め方だと思う。 基本電子メールは一方通行のコミュニケーション手段なので、表題の発言は「私は私、あなたはあなたで仕事するからヨロシク」と言っているに等しいと勝手解釈。

テレワーク

いいですね。 最大のポイントは「他の社員と距離を置くことができること」かも。 一般には「通勤不要」がメリットとして挙げられますが、私にとっては色々考え事するには通勤時間は有用なので、この点でのメリットは私には薄い。 ちなみに、テレワークの開始・終了時に上司にメール連絡する仕組みは、「やっぱり人事部門は社員を信用していないのね」ということなんでしょう。「なぜ在オフィス勤務の人にも同じことを求めないのか?」という質問に答はあるのか?

その他大勢

ある高名な専門家の先生の「偲ぶ会」にお誘い、というか「動員」されることになりました。 誘っていただいたのは前職の先輩です。とはいえ、その高名な先生とのつながりはかなり薄く、会合に出席するのが多少躊躇われたので、 「私なんか出席しても大丈夫ですか?」 と聞いたところ、 「うん、その他大勢だから大丈夫。」 との返答。 最初から「その他大勢」と言われるのも複雑な気持ちですが、その先輩にお目にかかるのも楽しみなのでよしとするか。

なぜ山を登るのか?

「そこに山があるからさ。」 そう答えたい、要は「登りたいから登る」、だからこそ細心の準備もするし、厳しい環境に置かれれば色々工夫をして切り抜けようとする。 「登れと言われたから登るんです。」 ではすぐに折れてしまわない?   https://goo.gl/u77dbs

MBOの大前提

MBO (Management By Objectives)とはピーター・ドラッカーが提唱した概念らしく、スタッフに目標を達成するための行動を**自主的**に管理させるというコンセプトのようです。   ということは、この仕組が機能する、いや機能させたいと思えば、行動を**自主的に**管理できる状況の存在が大前提なはずですが、そもそも目標自体がトップダウンからのコピペでできたものなら、取り得る行動はかなり制限され、しかもチームで動くとなればもはや選択の余地なし、ということもある。   さらには複数のチームに属するとなれば優先順位も「チーム毎」で決められてしまうので、もし同時期に同等の優先順位ということになれば身動きとれません。   結局全ての仕組は連動する、局所最適はよろしくないということですか。 ​

できるからやる、あるから使う

電子メール(最近は単にメールと言いますが)が浸透して長いですが、それも痛しかゆしで、相手のことを想像しない、書き方とか読ませ方とか、何も考えない連絡が多いです。 私がそこの所きちんとしているかどうかは怪しいので強くは言いませんが、でも最近は気を付けるようにはしてます。 ああいう「見られてないからやりたい放題」行動はその人の素を明らかにすることもあると思います。 「小人間居して不善をなす」。 他山の石にしないといけません。

会社なんて7割は仕事してるフリだよ

21 years ago タイトルは,私は前職に新卒で入ったときの人事研修の担当者が言ったことです。 その時はこの言葉の意図はよく分かりませんでした。でも今なら分かる気がする、と言いたいのですが、やはり完全には分かりません。ただ、昨今「日本人サラリーマンは生産性が低い」的なことを見聞きするにつけ、理解はできないけど通じるところはあるかなと思うようになりました。 そもそも仕事とは? 大上段に構えて言うつもりはありませんが、何かの目標(組織目標、ノルマ?)を達成する、あるいはそのためのマイルストーンをクリアしたり、あるいは障害となる問題を解決すれば、それは仕事と言ってもよいのではないかと思います。裏を返せば、それに直接つながらない「作業」は「仕事もどき」、つまり仕事のフリと言われても仕方がないかもしれません。 無駄に部下を読んであれこれ話す 価値の低い(かどうかも分からないまま)作業を振る 出なくてもよい会議に出て内職する あらためて冒頭の言葉の意図を考える 私の立場からはやっぱりわかりません。それは、その方とは違う部署で私は働き、私の部署は直属の上司が切れ者だったこともあって、その時代としてはみなハードワークしていたと思っています。会議も少なかったし、パワポなんてまだ一般的でなかったし。 冒頭の言葉はその方の目線から出たものなので、その方からみれば「若いもんはなっとらん」といったお小言だったのかもしれません。 今はどうなのか? 私の現職は外資系企業で、IT系含めツールが充実しているので、手作業で一から何かをすることは減りました。 ただしそれは本来「目的達成に重要なポイントに知恵を絞る」のが目的で、そこには「重要なポイントを見抜くセンス」が重要なのですが、ツールを稼働させて「仕事した~」と言っている人は確かにいます。 音声入力、AI、星の数ほどあるITツール…。「仕事をするフリ」の環境は確かに整っています。 ​

会社の忘年会はもう不成立

私を含め欠席者はそれなりに多かったようです。 まあ悪く言えば寄せ集めの外資系企業なので、「皆が一堂に会する」忘年会はなかなか難しいでしょう。 それに「愚痴NG」「プライベート話NG」の忘年会ってかえってストレス溜まると思うんですが。