生物統計の仕事について21年。 数学科出身だった私は訳も分からぬままその仕事を始めた。 当時の勤め先は小さい会社で、仕事周りの指導はできても統計の深い話まではなかなか難しい環境だった。そこで私はある気鋭の若手生物統計専門家に指導を受ける機会を得た。 理論も含め基本を忠実に、データの扱いはよく考えて…。まさに手取り足取り。そうして仕事に溶け込むことができた。 その後その先生の下で学位取得を試みるも失敗。何たる不出来な教え子。でもそこで出会った今の妻との結婚式に出席いただいたのも、今となっては良い思い出。 ずっと私の北極星でした。決して届くことのない、でも目指すべき目標。 きっと周りのために働き過ぎたのでしょう。ゆっくりお休み下さい。 合掌。